レンダリング画像にPhotoshopのフィルタ機能を用いて被写界深度を表現する方法。
普通にレンダリングした画像に、輝度デプス画像を使ってぼかしを付加する。
輝度デプスはレンダリング時間が短い上、Photoshopでの被写界深度設定は
調整が楽なので、よほど光学的に正確な画像が必要でなければ、こちらの方が効率が良い。
1・通常のレンダー画像の作成
特に被写界深度などを設定していない通常の状態でレンダリングを行い、
その画像を任意の名前で保存する。
2・輝度デプスの作成
1.[Render Layer Editer] から[Create new enpty layer]を選択、新しい空レイヤーを作成。
2.シーン内の全てのオブジェクトを選択し、先ほど作ったレイヤーの上で右クリック、
[Add Selected Objects]で全てのオブジェクトをレイヤーに含める。
3.更に先ほどのレイヤー上で右クリック、[Presets] → [Luminance Depth]
4.このレイヤーを1回左クリック、選択状態でレンダリングを行う。
5.出来た画像を任意の別の名前で保存する。
3・PhotoShopでの加工
1.1、2で作成した画像を両方Photoshopで開く。
2.2の画像を1の画像のアルファチャンネルにペーストする。
3.[フィルタ] → [ぼかし] → [ぼかし(レンズ)…]
4.[深度情報]の[ソース]を[アルファチャンネル]にする。
5.右のパラメータ[ぼかしの焦点距離]で焦点を合わせる距離を設定する(256段階)
画像のプレビューで焦点を合わせたい場所を直接クリックしても合わせられる。
6.[虹彩絞り]の[半径]を調整して、ぼけ具合を調整する。
7.その他、必要であれば細かい調整を行い、最上段の[OK]を押す。
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